組織図
社長の言葉
安全な未来へ。挑戦し続ける企業ピー・アイ・ティー
日本は近年幾多の震災や風水害を経験して「災害大国」という些か不名誉な形容を冠されている国です。しかし、それを復興しようとする努力の中で、土木技術や材料技術が大きく進歩してきたこともまた事実です。
特に鉄道土木では、長年にわたる耐震研究や材料研究を常に取り入れることで、世界でも類を見ない先進的な設計体系が築かれてきています。
ピー・アイ・ティーは設立以来、鉄道構造物の設計を主たる業務とし、いち早くこれら先進の技術を取り入れたサービスを提供することで社会に貢献してきました。
私たちの日々の努力が皆さまの安全な未来につながっていく、その強い想いをもってこれからもあらゆる事業に邁進していく所存です。
代表取締役社長 神部 道郎
部長の言葉
ピー・アイ・ティーは、鉄道構造物の設計のスペシャリスト集団
新幹線や駅部のようなビッグプロジェクト、激甚化する災害への補強対策、利便性や地域活性化のための増改築や連立事業などを担います。こうした案件を手掛けられるのは、国内の鉄道分野の計画・設計業務受注高最大手であるパシフィックコンサルタンツのグループ会社であることと、高い技術力や確かな工程管理への信頼を得ているためです。単純な案件よりも一癖ある案件を手掛ける機会の多さがその証です。入社3〜4年目には少しずつ社外とのやりとりも任されて、どんどん技術力を身につけていきます。
業務への厳格な面をもつ一方、社内雰囲気や社員同士の関係は非常に寛容です。個々の事情や人間性を尊重し合い協働しています。同年代の仲のよさに加え、職場には、気軽にコミュニケーションがとれる上下関係もごく普通に溢れています。
私たちの業務は、個人業績比べではなく、それぞれの役割を発揮し、チームパフォーマンスを最大化して取り組むことが多々あります。互いを認め感謝の念を持つことが、良好な人間関係とモチベーションアップの起因となり、今後の未来をより明るいものにしています。
品質管理部 部長 吉田 衛
橋梁設計室
【業務内容】
橋梁設計室は、橋梁を構成する構造物の設計を行うのが主な業務です。
RC構造やPC構造の桁、橋脚、ラーメン高架橋(杭基礎・直接基礎・ケーソン基礎)等の設計計算を行っています。
駅部もあれば一般部もあり、都市部だけでなく地方や山間部に立地するものもあります。
それらを新設、既設補強、増改築設計することで、交通利便性向上、災害対策、地域活性化に役立っています。
【やりがい】
近年、都市部を中心に設計・施工に対する制約条件が厳しくなる傾向にあります。例えば、用地制限による空間制約や、営業線の近くで施工が行われる場合の施工方法や時間の制約、周辺環境や景観に配慮することなどが挙げられます。その条件の下で健全な構造物を設計する技術力が求められるため特有の難しさがありますが、これらの構造物は地上にあるため、現場に足を運ぶことで建設過程や完成後の人の生活の変化を実感でき、達成感・やりがいを感じることができます。
プログラム開発室
【業務内容】
プログラム開発室は、設計プロセスの効率化と高品質な成果物を提供するために、自社プログラムを作成することが主な業務です。
作成した自社プログラムは、自動化やソフトの連携など、設計者の作業効率に直結し、日々の設計業務の基盤となります。
経験が浅い社員でも、設計検討をスムーズに行えるようなプログラム作成を目標としており、データ連携によるミス防止等に努める事で、顧客の要望に沿った高品質で均一な設計が可能になります。
また、効率化によって得られた時間を自己研鑽や人材育成に充てて、社員の技術力をより高いレベルに引き上げることに貢献しています。
【やりがい】
弊社のプログラム開発は設計技術者が直接担当しています。そのため、案件ごとに異なる細かいニーズにも対応でき、使用感を含めた効率的なプログラム開発を可能にしています。他の技術者と話し合いながらフローを組み立て、形にしていく面白さがあります。汎用性をもたせながら案件ごとのニーズも満足するプログラムが完成し、社員から「ありがとう」の言葉をもらうと、役立ったことが実感でき、「もっとできないかな」とやりがいに繋がります。
図面設計室
【業務内容】
図面設計室は、各室が検討を行った設計計算結果(数値)を具体的に図化するのが主な業務です。
橋梁から地下構造物、新設や既設補強など、あらゆる構造物への理解を深め、構造物の形状を示す「一般図」や、中身の詳細を示す「配筋図」を作成していきます。
また、現在はCIM(Construction Information Modeling/Management)や図面の半自動化にも注力しています。
【やりがい】
設計図面を作成する上で最も重要な事は、実際に構造物を施工できる実現可能な図面にする事です。
ルール・基準は発注者ごとに異なる為、状況に合わせた最適な判断をする必要があります。施工する上で必要な鉄筋は配置できているか、鉄筋は組めるのか、干渉していないか。それらを全てクリアし、更に分かりやすい図面に仕上げることが、この業務を行う上で最も重要で難しくもやりがいを感じるところです。
地下設計室
【業務内容】
地下設計室は、地下構造物を設計するのが主な業務です。
開削トンネル(RC構造・鋼構造・連壁本体利用など)や仮設(仮土留め・支保工・覆工など)の設計計算を行っています。具体的には、地下駅や線路躯体の新規設計、既存の地下構造物の改良設計、それに付随する地下通路や階段、換気塔などが対象となります。近年では、大都市の浅深度から中深度の地下空間利用は、各種都市インフラが輻輳した状態にあり、限界にきています。また、地震に対する安全性も高いことから、より深い地下空間への関心が高まり、大深度かつ大規模な地下構造物の設計が増えてきています。
【やりがい】
地下構造物は、四方を土や水、周辺の埋設物や建築物に囲まれているため、設計条件や施工方法が複雑になることがあります。限られた条件の中で、設計基準を満たし、尚且つ過剰でない設計をするために、技術者としての判断が必要となります。技術者として、安全性・経済性・施工性を確保した最善な設計を思考していくことは困難ですが、提案した事が受け入れられた時には、喜びとやりがいを感じることができます。